激動の2020-2021シーズン結果まとめ企画!
今回は予測不能だったNFC東地区を振り返ってみます!!
=NFC東地区の順位表=
ワシントン・フットボール・チーム
とにかくワシントンにとっては色んなことが起こった1年でしたね。
まずシーズン前に「レッドスキンズ」のチーム名が時代にそぐわないという理由で変更することに。今季は仮称のチーム名で活動しました。
そして元パンサーズのHCロン・リベラが就任しましたが、開幕直前にがんと診断されます。シーズン終了後には無事完治したという嬉しいニュースも!
QBアレックス・スミスは大怪我&感染症によって脚の切断という危機を乗り越え、742日ぶりの勝利を挙げてカムバック賞も受賞しました。
チームは負け越しにかかわらず地区優勝を果たし、プレーオフに進出。これは6年ぶりの出来事です。
ほんと色々ありましたね。
最初の先発QBは2年目のドウェイン・ハスキンズでした。期待されてた選手だったんですが、ミスやインターセプトの多さから先発を外されます。
さらには新型コロナウイルスの感染予防策が厳しく敷かれる中で、マスクを着けずにストリップクラブのパーティーに参加したのがバレました。
これがきっかけにもなったのか、シーズン途中にチームから放出されてます。
代わりにQBアレックス・スミスが先発するようになってチームは上り調となりましたが、またしても怪我で途中離脱。
プレーオフではQBテイラー・ハイニケが奮闘するも1回戦目で敗退してます。
PUT TAYLOR HEINICKE IN THE HALL OF FAME pic.twitter.com/vtXXPDwYFC
— Barstool Sports (@barstoolsports) January 10, 2021
QBがコロコロ変わる難しい状況でも、WRテリー・マクローリンが大きな躍進を遂げました!
ディフェンス
オフェンスが苦戦する中でディフェンス陣が大健闘!
これは強力なディフェンスラインの功績と言っていいでしょう。ディフェンスバック陣に不安はありましたが、強力なパスラッシュで守り切りましたね。
その中でも注目だったのが新人DLチェイス・ヤング。全体2位指名の実力は本物でした!
今年のディフェンス新人賞も獲得し、来季もさらなる活躍に期待できます!!
Chase Young dropped into coverage and still got the sack😅
— PFF (@PFF) December 13, 2020
ニューヨーク・ジャイアンツ
良かったんだか悪かったんだかよく分からないシーズンでした。
RBセイクォン・バークリーが怪我で早々に離脱し、2年目のQBダニエル・ジョーンズもパッとしない成績。
昨季悪かったディフェンス成績は改善したものの、今度はオフェンスがダメになっていく悪循環に陥ってます。
ただシーズン最後まで地区優勝争いに参加できてたし、来季はHCジョー・ジャッジの手腕に期待したいとこです!
RBセイクォン・バークリーが怪我で離脱したことにより、攻撃の核を失ってしまいました。それでも控えRBたちの頑張りによって意外とランオフェンスは悪くなかったんですね。
DANIEL JONES TRIPS ON A 80-YARD RUN 😅
(via @NFL)pic.twitter.com/IsgSDvAGAr
— Bleacher Report (@BleacherReport) October 23, 2020
QBダニエル・ジョーンズも爆走してたことだし。
ただパスオフェンスが崩壊してます。
ダニエル・ジョーンズが悪いのか、それともレシーバー陣が悪いのか。
唯一、2年目のWRダリウス・スレイトンが今年も結果を残したことが救いなのではないでしょうか。
オフェンスラインも毎年ドラフト1巡目指名で補強してるはずなんですが、どうも上手くいってない感じがありますね。
ディフェンス
不甲斐ないオフェンス陣とは違って踏ん張ったのがディフェンス陣。オフシーズンに補強した選手たちの存在が大きかったです!
パッカーズから移籍してきたLBブレイク・マルティネスはリーグ3位のタックル数を挙げ、3つのサックも決めています。
パンサーズから獲得したCBジェイムズ・ブラッドベリーもリーグ2位のパスディフェンス数。初めてプロボウルにも選出されました!
ディフェンス陣はリーグ内でも上位の力があると思うので、オフェンスとうまく噛み合えば勝ち数も増えるんじゃないでしょうか。
ダラス・カウボーイズ
ここ数年は安定した成績を残していたカウボーイズですが、今季は大きく負け越してしまいました。
エースQBでありチームの中心選手だったダク・プレスコットが足首の骨折で離脱したのが痛かったですね、、、。
ディフェンス陣も怪我人が出たせいなのか安定せず、大敗で負けることが多かった気がします。
これだけの戦力が揃ってるのに毎年イマイチなのはもったいない。
シーズン序盤はQBダク・プレスコットが恐ろしいほどパスを通し、殴り合いの展開にさせていました。
1試合平均獲得ヤードは400超えという驚異の数字です!!
怪我でプレスコットを失い、その穴を埋めたのがベンガルズから移籍してたアンディ・ダルトン。
正直物足りない内容だったんですが、もしダルトンを獲得してなかったらもっと酷いことになってたと思います。
RBエゼキエル・エリオットも序盤はキレがなかった感じがありましたが、徐々に良くなってきてチームを支えました。
でも大事なところでファンブルが多かった気もします。
新人のWRシーディー・ラムが見事な活躍をしてくれました!
プレスコットが戻ってきたら新たなホットラインとしてさらに活躍するのでしょう。
CEE DEE LAMB!!!! 🔥
INSANE.
📺 NFL Game Pass | @dallascowboys | @_CeeDeeThree pic.twitter.com/ISCzDcJWZc
— NFL UK (@NFLUK) November 22, 2020
多くの試合を殴り合いにさせてしまった原因のディフェンス陣。
カウボーイズのLBは良い選手が多いのですが、フル出場できたのはジェイロン・スミスだけ。
他の選手は怪我に苦しみました。
CBはバイロン・ジョーンズがいなくなって心配してたんですが、新人のトレボン・ディグスがいい仕事してくれましたね!
チーム内トップのパスディフェンスとインターセプトを記録してます。
フィラデルフィア・イーグルス
予想外の地区最下位に沈んだイーグルス。無観客で助かりましたね。
毎年怪我などで途中離脱しちゃってるQBカーソン・ウェンツですが、今季は怪我こそなかったのに過去最悪の成績で終わってます。
チームメイトとの息も合ってなかったし、なんだか覇気がなかった感じがしました。
スーパーボウルを制覇したHCダグ・ペダーソンも解雇となり、来季は新しいイーグルスの姿を見せてほしいです。
QBカーソン・ウェンツが悪いのかオフェンスラインがもろかったのか分かりませんが、とにかくサックが多すぎです。
被サック65回はリーグ断トツのワースト記録。1番少なかったのがスティーラーズの14回なので、4.6倍ものサックを受けちゃってます。
.@donlwilson6 sacks Wentz for a loss of 10 yds & recovers the ball
📺@NFLonNBC pic.twitter.com/w1L7wEs6AE
— Dallas Cowboys (@dallascowboys) November 2, 2020
さらにウェンツはインターセプトも多かったし、ミスコミュニケーションも多かった。これによってドラフトで獲得していた新人QBジェイレン・ハーツが代わりに出場するように。
そしてついこの前、ウェンツはトレードでコルツへ移籍。来季はほぼ確実にハーツが先発することとなるでしょう。
今季はオフェンスラインに怪我人が多かったってのもあるので、来季は安定したオフェンスが形成できることを期待します!
ディフェンス陣は及第点と言ったところでしょうか。
フレッチャー・コックスとブランドン・グラハムなどのディフェンスライン組が怪我もなくしっかり活躍してくれてます!
パスディフェンスに関しても悪くはなかったんですが、ライオンズから獲得したCBダリウス・スレイはもう少し活躍して欲しかったですね。
結構な給料支払ってるので割に合わない、、、。
まとめ
今季のNFC東地区は主力の怪我人が多く、どのチームも苦しみながら戦っていました。
伝統のある強い地区だったはずなので、来季はもっと高いレベルの優勝争いをしてほしいものです。
あとワシントンの新しいチーム名を早く決めて欲しい。
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