【ルール解説】すごいシンプル!~スペシャルチームのルール~

 

回はアメフトの”フト”の部分”である、キックプレイのルールについてです!

実はキックプレイがアメフトの中で1番危険と言われてます・・・。なので怪我を防ぐために細かいルールが設定されています。

でもそんなに複雑じゃなくてシンプルなので、覚えやすいはず!!

 

スペシャルチームのポジションはこちら↓↓

キックプレイは危ない!?

本場アメリカではアメフトのことを「Football」と呼ぶことが多いです。

その割にボールを蹴ることは少ないですよね。笑

サッカー元イングランド代表のルーニー選手は
「アメフトはボール蹴らないじゃん。あんなんフットボールと呼ぶな!」と怒りの発言をしたこともあります。

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そんな頻度の少ないキックプレイでは、怪我がとっても起こりやすい。

でもパンターやキッカーはあまり怪我しません。
蹴った後のリターンのプレーで怪我が発生します。

敵陣の奥まで蹴りこむので、リターンする人とタックルする人とは距離ができますよね。ということはお互いが全速力になったところで出会ってしまうんです。

 

普通のプレーなら相手選手が近くにいるのでスピードはMAXではありません。トップスピードで思いっきりタックルすることで、脳震盪などが起こりやすくなるのです。

フェアキャッチ

リターナーがキャッチする前に”手を振る”ことによって
「私はキャッチした後は前に進みません」という宣言をします。

これをフェアキャッチといいます。

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前に進まないので相手選手もタックルしてはいけません。間違って接触してしまったら反則になります。

 

フェアキャッチをする理由としては、キャッチした瞬間に相手が来そうなタイミングだったらファンブルの可能性もあるし、何より怪我しちゃうかもです。

それを防ぐために行います。

 

フェアキャッチをしたらその時点から次のプレーが始まります。


これは味方に当たってしまうという珍プレー(笑)

タッチバック

これはパント、キックしたボールがエンドゾーン内に入ったときに発動します。

 

コロコロ転がってエンドゾーン内に入ってもタッチバック。リターナーがエンドゾーン内で膝をついてもタッチバックとなります。

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タッチバックになると次の攻撃が25ヤード地点からです。

なのでキックチームはエンドゾーン内に入るギリギリの前でボールを確保して、相手の攻撃をなるべく遠くから始めさせるようにします。

 

オンサイドキック

これはキックオフの時だけの技です。

キックオフしたボールは誰のものでもありません。
つまり先に取った方が攻撃権を得れます。

じゃあ超近くに蹴ればいいじゃん!!

 

・・・そういうわけにはいきません。
なぜなら蹴った地点から10ヤードを超えないと、キックチームはボールに触れないからです。

もし超える前に触ってしまうと反則となります。

 

「オンサイドキック」というのは、その10ヤードをギリギリ越えて、しかも味方が取れるような短い距離のキックのこと。

成功率はかなり低くNFLでは10%前後ほどです。

相手に先に取られてしまったり、10ヤードを超えることができなかったりすることがほとんどですね。

なので試合終盤に点差が開いていて、相手が攻撃してたら時間がもうない!というシチュエーションの時にやります。

 

<失敗編>

まとめ

3つのキックプレイに関するルールを紹介しました。オフェンスと違ってシンプルですよね!笑

キックプレイをまとめると・・・

*フェアキャッチ*
リターナーが手を振って前に進まないという合図。接触禁止。

*タッチバック*
ボールがエンドゾーン内が入ったり、
リターナーがエンドゾーン内で膝をつくこと。
次の攻撃は25ヤード地点から。

*オンサイドキック*
キックオフ時にキックチームがボールを確保すること。

10ヤード超えないと触っちゃダメ。

 

フットボールというだけあってキックプレイで流れが変わる事もあります。

試合の時はキッカー達にも注目してください!

 

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