【ルール解説】攻守交代のタイミングは??~試合の流れ~

 

回の記事で、ボールの進み方について説明しました。

今回は試合の流れについて説明していきます!

 

前記事の続編となっているので、まだ読まれていない方は一度読んでからのほうが、話がスムーズに理解できると思います!

ボールの進み方についてはこちら↓↓

 

ポジション紹介はこちら↓↓

 

攻守交代になるタイミング

野球では3アウトになると攻守交代ですね。
アメフトは主に5つのタイミングがあります。
  1. 4回目の攻撃が失敗したとき
  2. 得点が入ったとき
  3. パントをしたとき
  4. インターセプトされたとき
  5. ファンブルリカバーされたとき

 

④と⑤に関してはディフェンス側のプレーなので、また別記事で紹介します。

 

14回目の攻撃が失敗したとき

4回の攻撃で10ヤード獲得できなかったら、失敗した地点から相手の攻撃が始まります。
例えば自陣20ヤードの地点で4回目の攻撃を失敗してしまうと、次の相手の攻撃はタッチダウンまで残り20ヤードの地点からスタートしてしまいます。
そうなるとタッチダウンの可能性は高まるし、最低でもフィールドゴールは狙える距離にあります。
なので4回目の攻撃はあまり行われない。
負けている時とか、あと1ヤードで1stダウンやタッチダウンが獲れそうなときに行います。

4回目も攻撃を行うことを『4thダウンギャンブル』と言います。失敗すれば大きなリスクがあるので賭けなんですね。

※自陣とは・・・
フィールドを50ヤード地点で2つに分けます。
相手がタッチダウンを取りに来るエンドゾーンがある方が自陣。
逆に自分たちが狙うエンドゾーンがある方は敵陣。

2得点が入ったとき

タッチダウン、フィールドゴールが決まれば次は相手の攻撃となります。
その際は得点を入れたチームが自陣35ヤードからボールを蹴って、相手の攻撃が始まります。
蹴られたボールが落ちた位置ではなく、ボールをキャッチした選手が前に進み(リターン)倒された地点からのスタートとなります。
下の動画の様に、リターンした選手はそのままタッチダウンしてもOKです。

エンドゾーン内にボールが入った場合、次は25ヤード地点からの攻撃となります。

3パントをしたとき

あまり聞きなれないワードが出てきましたね(笑)
①の部分でも説明しましたが、4thダウンギャンブルが失敗すると失敗した地点から相手の攻撃が始まってしまいます。自陣のエンドゾーン近くだと大ピンチになっちゃいます。
そこで登場するのがパントです。
パントとは、地面に置かずにボールを手に持った状態で前方に蹴ること。

via GIPHY

パントをした場合は相手のボールとなります。
自分たちがキャッチしても攻撃できません。
・ボールが止まった地点
・パントしたボールが外に出た地点
・ボールをキャッチした選手(相手チーム)が倒される、若しくは外に出た地点
・パントしたチームの選手がボールをキャッチした地点
上記のいずれかの地点からスタートになります。
上手いパントだと相手エンドゾーンのとこギリギリで止まるようなパントを蹴ります!!

得点後のキックと同様リターンしてタッチダウンも可能です。

試合の流れ

オフェンスの基本的ルールは説明してきました。

では実際に試合の流れはどうなるのか
とある試合の流れを見てみましょう!

 

キックオフで試合開始!!
キックオフは得点が入った後と同じで、自陣35ヤード地点からボールを蹴って始まります。
キャッチした選手はリターンをしていきます。
オフェンスの開始!!
キックオフでリターンした位置からオフェンスが始まります。
1stダウン獲得をしていきながらタッチダウンを目指します。
1stダウン獲得失敗・・・。パントへ!
少しずつ進んでいきましたが、3rdダウンでも10ヤード進めませんでした。
この位置からではフィールドゴールは目指せないので、パントを選択します。
パントが終わって相手の攻撃へ!!
パントを行ったので相手の攻撃となります。
3rdダウン失敗!
しかしフィールドゴールを決められる。
3rdダウンの攻撃を止めましたが、エンドゾーンまで近い距離なのでパントではなく、フィールドゴールを選択されました。
見事決まって3点先制された・・・。
相手のキックで試合再開!
得点が入ったので相手のキックから試合が再開されます。
リターンした選手が大きく進めたのでチャンス!!
タッチダウン!!!
見事エンドゾーンにいた選手にパスが通って
タッチダウン!!!
6点が入りました。
タッチダウン後のエクストラポイントは、キックを選択して見事成功!!
もう1点追加されます。
 
・・・・といった感じで試合は進みます。
(脳内再生頑張ってくださいw)
実際の試合ではパントの場面が多く見られます。
1stダウン獲得は案外難しく、リスクを避けてパントを行うことが多いんですね。

まとめ

今回は試合の流れについてでした。

攻守交代のタイミング
・4回目の攻撃が失敗したとき
・得点が入ったとき
・パントしたとき
・インターセプトされたとき
・ファンブルリカバーされたとき
得点が入った後は⇒キックで再開
エンドゾーンから遠い位置で3rdダウン失敗した
⇒パントで攻撃権放棄
これでもうオフェンスについて分かりましたね!(無理やりw)
アメフトは攻撃権の取り合いです。
いかに攻撃権を渡さずに相手の陣地を攻めてタッチダウンが取れるか。
こう考えるとシンプルですね。
難しいとは思わずにシンプルに考えていきましょう!

Twitterでフォローしよう