スーパーボウルを前にして驚きの移籍情報が飛び込んで来ました。
なんとラムズのQBジャレッド・ゴフと、ライオンズのQBマシュー・スタッフォードがトレードに!!!
BREAKING: Lions trading Matthew Stafford to the Rams for Jared Goff, two first round picks, and a third round pick. (via @RapSheet) pic.twitter.com/5j6U4NiAUd
— NFL (@NFL) January 31, 2021
お互いチームの顔となっていたのでビックリですね!2人の成績とトレードの背景を調べてみました!!
マシュー・スタッフォードの成績
元所属チーム | デトロイト・ライオンズ |
生年月日 | 1988年2月7日(32歳) |
出身大学 | ジョージア大学 |
ドラフト順位 | 1巡目全体1位 |
主な成績 | NFL歴代最多パス試投回数、プロボウル選出(2014)、カムバック賞(2011) |
スタッフォードは2009年のドラフトで全体1位指名でライオンズに入団します。ライオンズと言えば歴史あるチームなのに、未だスーパーボウル出場できていないチーム。
プレーオフすら出場できない中でスタッフォードは指名されました。
久々のスターQBとして期待されたスタフォードですが、1,2年目は怪我に苦しみます。3年目にようやくフル出場するとシーズン41タッチダウンに5,000ヤードを超えるパスを投げ、12年ぶりのプレーオフへと導きます!!
ついにライオンズにもスーパーボウルの希望が見えた!と歓喜したファンですが、そこから2回プレーオフに進出するもののどれも1回戦目で敗退。徐々に勝ち越しもできなくなります。
そしてここ数年で地区最下位に定着。3年間で14勝33敗1分と完全に負けが先行しています、、、。
スタフォード自体の成績は安定していて、パス獲得ヤードでは毎年トップ10には入れる成績。インターセプトも毎年10個ぐらいで特別多かったわけじゃないです。
Matthew Stafford is headed to Los Angeles ⭐️
(via @NFL) pic.twitter.com/4m6HHhWu5d
— DAZN Canada (@DAZN_CA) January 31, 2021
チームが勝てないのはスタッフォードのせいなのか、それともスタッフォードのおかげでまだこの成績でいられるのか。最近はそういった議論がよく聞かれるようになりました。
ジャレッド・ゴフの成績
元所属チーム | ロサンゼルス・ラムズ |
生年月日 | 1994年10月14日(26歳) |
出身大学 | カリフォルニア大学 |
ドラフト順位 | 1巡目全体1位 |
主な成績 | プロボウル選出(2017,2018)、スーパーボウル出場(2018) |
ジャレッド・ゴフも2016年に同じく全体1位指名でラムズに入団します。その年のラムズはセントルイスからロサンゼルスへ本拠地を移動したばかり。
およそ10年間低迷し続けたラムズの期待の星となったのがゴフです。
1年目は控えQBでしたが、チームが勝てなくなるとファンからの声もあり先発へ登り詰めます。そして2年目になると現HCショーン・マクベイが加わり、チームは強豪へと生まれ変わります!!
2年目は11勝5敗で14年ぶりの地区優勝。3年目には13勝3敗を記録しスーパーボウル出場まで果たしちゃいました!(スーパーボウルではペイトリオッツに負けました。)
ゴフ自身の成績としてはスーパーボウルに進出した2018年には、4,688パス獲得ヤードと32タッチダウンを記録。
しかし2019シーズンではタッチダウン22個に対して、インターセプトが16個と無理やり投げるプレーが疑問視されます。
#Seahawks ball ‼️@qdiggs6 gets a huge interception on Jared Goff, his fifth of the season!
📺: #LARvsSEA on FOX pic.twitter.com/yqnVtN2r9F
— Seattle Seahawks (@Seahawks) December 27, 2020
それでも2020シーズンで再びチームをプレーオフまで進出させ、『勝てるQB』を証明していましたね!
トレードの内容
今回のトレードは「選手+ドラフト順位」がセットとなって成立しています。
◆ライオンズ 獲得◆
⇧QBジャレッド・ゴフ
⇧2021年ドラフト3巡目指名権
⇧2022年ドラフト1巡目指名権
⇧2023年ドラフト1巡目指名権
───────────────
⇩QBマシュー・スタッフォード
◆ラムズ 獲得◆
ライオンズはゴフ以外にもドラフト指名権を貰えます。つまり今後のドラフトでは、自分が持っている指名権+今回貰った指名権で選手を指名することができます!(今後変更の可能性はありますが)
でもなんでスーパーボウルに出場してるゴフの方にドラフト指名権も付いてくるんでしょうか?
それはゴフの契約に問題がありました。厳密にはちょっと違うこともあるんですが、簡単にまとめるとこうです!
ゴフは2019年に『4年間で約142億円』という莫大な契約をラムズと結んでいます。ライオンズはその残りの給料を支払う必要があります。
対するスタッフォードは2年間で約44億円という契約。こうなるとライオンズは多額の給料をゴフに支払わなくてはいけなくなるので、その補償としてドラフト指名権もセットになったということ!
トレードの背景
元々スタッフォードはライオンズからトレードに出されることは決まっていました。
ライオンズとしてもチームを一新し、今の状況を打破しようと考えていたんでしょうね。
一方のゴフはトレードの噂はほんのりありましたが、まさか実現するとは思っていませんでした、、、。
スーパーボウルに導いたゴフですが、ここ最近はやけくそでパスを投げ試合を壊す印象があり、ラムズとしては安定したQBを欲していたのでしょう。
そして両方のウォンツがマッチし、この度トレード成立という運びになりました!
まとめ
NFL初心者ファンの頭を悩ませる契約問題がありましたが、簡単にまとめると
『ゴフ君とスタッフォード兄さんのトレード!でもゴフ君の給料高くて払うのきついからドラフト指名権もちょうだい!』
こんな風にまとまりました。
あと少しで33歳となるスタッフォードを欲しがったラムズにびっくりです。でもゴフの将来を考えるとあまり長い未来は描けなかったんでしょうね。
どちらも新天地で真価が問われます。
ますます来シーズンが楽しみになってきました!!!
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