またひとつ時代が終わっていくんだなーーとしんみりしちゃうニュースです。
チャージャーズで活躍し、現コルツのQBフィリップ・リバースが引退を発表。17年間のNFL人生に幕を下ろしました。
様々な記録を持つリバースですが、日本での知名度はイマイチでしょう。
その理由と彼の魅力に迫りたいと思います!
前代未聞の入団後即トレード
リバースのNFL人生は衝撃的な始まり方でした。
2004年ドラフトでニューヨーク・ジャイアンツから1巡目全体4位で指名されます。
しかし全体1位指名でチャージャーズに入団したQBイーライ・マニングが、「こんな弱小チームはヤダヤダぁ!」と駄々をこねたので、入団して1時間ほどでチャージャーズにトレードに出される前代未聞の展開に。
イーライ・マニングが嫌がったチームに入るリバースの心境は複雑だったでしょう、、、。
入団後は現セインツのQBドリュー・ブリーズの控えQBとなり、先発できたのは3年目になってからです。
色んな記録を持ってる
2006年にチャージャーズの先発となってからは、一度も先発を逃すことなく、なんと252試合連続出場の記録を持っています!!
これは歴代2位の大記録!!
『鉄人QB』とよく言われるのはこの記録からなんですね。激しいヒットを食らうNFLでよくもまぁこんなに出場できたもんです。
怪我をしたことがないわけではなく、2007年にはプレーオフで前十字靭帯の一部を断裂した状態で出場しています!
Throwback to when Phillip Rivers played through a torn ACL in the AFC Championship vs. the Patriots. pic.twitter.com/RDfVl0lHpZ
— NFL Access (@NFL_Access) January 12, 2019
ちなみにトレード相手だったイーライ・マニングも連続出場記録は持っていましたが、途中でリバースが抜きました。
さらにパス成功数、パス獲得ヤード、パスタッチダウン数の通算記録で歴代5位となっており、100年の歴史あるNFLの中でも「活躍した選手」というのが証明されていますね!
無冠の帝王
そんな記録を持ちながらもなぜか日本での知名度はイマイチだったリバース。
その最大の原因が一度もスーパーボウル優勝ができなかったことでしょう。いや、もはやスーパーボウルに出場すらできませんでした。
チャージャーズとコルツで17年間のシーズンを送ったリバースは、プレーオフには8度進出していますが、いずれも途中で敗退してます。
リバースにとってスーパーボウル出場、そして制覇は悲願だったに違いないでしょう。
NFLファンとしてもリバースがいつかは出場するもんだと期待していたんですが、なんとも残念です、、、。
同期のイーライ・マニングはスーパーボウル2度の優勝。こちらも同期のスティーラーズのベン・ロスリスバーガーも2度の優勝を果たしています。
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引退後は高校のコーチへ
今季コルツに移籍し早速プレーオフへ導いたリバースは、自身もまだまだプレーは出来ると話しています。
しかし、念願だった高校のアメフトコーチになる気持ちが高まり引退を決意したそうです!
And for all my Alabama followers:
Watch out for St. Michael Catholic High School in class 4A. There’s a new head football coach there named Philip Rivers.
📸 Mike Kittrell/@aldotcom pic.twitter.com/OwoEAH27sP
— Taylor Tannebaum (@TaylorTannebaum) January 20, 2021
今後はアラバマ州にあるのセントマイケル・カトリック高校でヘッドコーチに就任する予定。
つい最近までNFLでプレーしてた選手がコーチになってくれるなんて嬉しいですね!!
ここから将来のNFLスターを輩出してほしいものです。
まとめ
記録以外にもクセが強い投げ方だったり、変幻自在な顔の表情など個性あふれる選手でした。
日本のNFLファンの間では愛されキャラで、今回の引退で悲しんでる人が多く見られます、、、。
スーパーボウル出場は果たせませんでしたが、確実にみんなの記憶には残った選手!!
17年間お疲れ様でした!
そしてたくさんの感動をありがとう!!
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