試合終盤に勝ってるチームのQBが、プレイをしないで膝をついたのを見たときは驚きました。
前に進まなきゃいけないのに何やってるんだ!って思いますよね(笑)
でも調べてみると『ヴィクトリー・フォーメーション』という1つの作戦だそうです!
勝者だけが組めるフォーメーションを紹介してみます!
ヴィクトリー・フォーメーションとは
その名の通り”勝利の隊形”。
ほぼ勝ちが確定していて、もうこれ以上攻める必要がないときに組むようです。
In his final game in Baltimore, @raylewis came out on the victory formation to deliver one last signature dance to the @Ravens home crowd. (via @nflthrowback) pic.twitter.com/A0K4GCn1Id
— NFL (@NFL) May 15, 2020
QBがボールを受けてそのまま膝をつく、いわゆる「ニーダウン」をして時計を進めていきます。
「ニーダウン」はダウン・バイ・コンタクト※と同じ扱いを受けるので、試合時間は進みます。
そして次の攻撃まで40秒以内に始めればいいので
40秒×3回=2分は時間稼ぎできるわけです。
相手に接触して倒れることをいいます。タックルされたりされることですね。
コートの外に出たり、自分で倒れたりしたらダウン・バイ・コンタクトにはならないです。
レシーバーは配置しないでラインがQBを守ります。
さらにQBがもし取りこぼしちゃったとき用に、RBがQBの後ろについてます。
さらに!
もし相手の手に渡ってしまったとき用に後ろの方で1人守っています。
どんなタイミングで使える?
勝ってたらいつでも組めるわけではありません。
シチュエーションによって限られてきます。
・相手のタイムアウトが残ってる。
この場合はタイムアウトを使うと時計が止まるので、使えません。
・残り時間が2分以上残っている。
4thダウンが終わって攻守交代となると時計は止まるので、相手の攻撃が始まってしまいます。
なのでこの場合も使えません。
使えない場合は、ランプレイで1stダウンを狙いにいきます。
パスプレイで失敗すると時計が止まってしまうので、基本はランプレイでいきます。
そして1stダウンが取れれば新たに攻撃権が貰えるので、『ヴィクトリー・フォーメーション』が組めますね!
まとめ
これが噂の『ヴィクトリー・フォーメーション』
応援してるチームがこれを組んだ時は、もう勝利に酔いしれています!逆に相手チームがこれを組んだ時にはもう試合は観てません。
しかしごく稀にミスをすることも・・・。
この動画はQBがボールを先に落としちゃってます…
勝者のフォーメーション、響きがカッコいいですね!