日本開催となったラグビーワールドカップは、初のベスト8という輝かしい成績で幕を閉じました・・・。
今ではラグビーブームが起こるほど人気で、同じコンタクトスポーツとしても嬉しい限りです。
しかし!!!!
ひとつだけ許せないことがあります。それは、、、
『アメフトとラグビーって何が違うの??』
というのをたくさん聞かれるんです・・。
始めに結論を言っておきますが、タックルしてボールを手で運ぶ以外は全く違うスポーツです!
でもルールを知らない方からしたら同じに見えてしまいますよね。(僕もそうでしたw)
そこで!
似ている部分と全く違う点を比較しながら、ラグビーとアメフトの違いをまとめてみました!
似ているところ
ボールの形
まず間違えられてしまうのが”ボール”です。
たしかに楕円形で大きさも似ていますね。
しかしこのような違いがあります。
- ラグビーボールの方が大きくて重い。
- アメフトボールには紐の縫い目がある。
- ラグビーはゴム素材、アメフトは革素材。
- アメフトボールは先が尖っている。
見た目で分かりやすいのは色合いですね。
アメフトは茶色で、ラグビーは白色が多いです。
そしてアメフトボールには紐の縫い目があって、ラグビーボールより軽くて小さくなっています。
これはアメフトは前に投げるという特性があるからです。
ラグビーは両手で斜め後ろに投げていきますが、アメフトは前に一気に投げるので投げやすい形になっているんですね。
得点方法
どちらも相手のエリアにボールを運んだら得点になりますよね。
ただ若干の違いがあります。
◇ラグビー=トライ
ラグビーではトライと言います。
昔はトライで得点ではなく、この後にキックでゴールポストにボールを入れて初めて得点でした。
なので”キックをできる権利を得られる=トライ”が由来です。
そしてゴールエリアにボールを地面にくっつけないとトライになりません。
◇アメフト=タッチダウン
アメフトはタッチダウンです。
ラグビーは地面にくっつけますがアメフトはくっつくける必要はありません。ゴールエリアにボールを持った状態で入ればタッチダウンとなります。
3,024 passing yards and 21 total touchdowns. ✈️
The BEST plays from Sam Darnold's 2019 season! pic.twitter.com/OUAGUX9JCz
— NFL (@NFL) February 19, 2020
ですが、ボールがエリアに入るより前に自分が倒れたり、キャッチした時に足がフィールドの外に出ていたら認めてくれません。
タッチダウンに関しての記事はこちら
異なるところ
防具の有無
これは明らかな違いですね。笑
ご存知の通りアメフトはヘルメットやショルダーパットなどの防具を付けています。
なぜアメフトは防具を付けるかというと
ひとつの理由に『様々な方向からのタックル』があります。
ラグビーはボールより前でプレーをしてはいけないので、基本横一列になってプレーをします。
なのでタックルも正面からですね。
ですので、予期せぬヒットが起こりにくいです。
それに対してアメフトはボールよりも前でプレーをするので、縦横無尽に駆け回ります。
なので自分の死角からタックルも来るので、予期せぬヒットを食らうんです。
Catch or Hit ? pic.twitter.com/czRqDmRegI
— BLUEPRINT NFL (@BlueprintFiles) May 5, 2020
防具をしてなかったら骨折りまくり・・
選手を守るために防具は必須なのです!!
ちなみに、「防具してるから痛くないんでしょ?」とも聞かれます。
・・・そんなことはありません。普通に痛いです。
防具がある分、思い切って突っ込んできます。
100㎏を超えた野獣達が全速力で突っ込んできたら、どんな防具を付けていても痛いんです・・・。
前にボールを投げれるか
これが一番大きく異なるポイントです。
ラグビーは前にボールを投げるのは反則です。
なので斜め後ろにパスをして徐々に前に進むんですね。
それに対してアメフトは前に投げていいんです。
というかパスは基本前に投げます。
ただし1プレー中1回しか前に投げられません。
つまり・・・
サッカーの様にパス回しをするのがラグビー。
野球の様に1球ずつ投げるのがアメフトですね。
プレーが1回ずつ止まる
これも大きな違いのひとつですね。
ラグビーはサッカーの様にパスをつないでプレーをします。なのでタックルされても、別の人がすかさずパスを出していきます。
相手が攻撃している時も同じ人が守りますよね。
それに対しアメフトは、タックルされたら1回プレーを止めます。
そしてこのように作戦会議を毎回して、次のプレーに入ります。
野球と同じように攻守交代がはっきりとしていて、同じチームでも攻撃陣と守備陣では別の選手がプレーをします。
野球で例えるなら、全員が指名打者のような感じ。
まとめ
- ボールは茶色がアメフト、白色がラグビー
- 得点はトライとタッチダウン
- 防具があるのがアメフト
- ボールを前に投げれるのがアメフト
- ラグビーは止まらないでアメフトは1回ずつ止まる
こうやって見ると全然違うことが分かりましたね!
他にも・・・
人数が違う。(ラグビーは15人、アメフトは11人)試合時間が違う。そもそも発祥が違う。
などなどたくさん違いはあります。
結論は、『全く違うスポーツ』ですね。
混乱してしまった方は
◇ラグビーはサッカーに似ている。
◇アメフトは野球に似ている。
と考えていただけるとイメージしやすいです。
日本国民よ!ラグビーの次はアメフトだー!!