この選手を覚えとけば問題なくNFLを楽しめる!
今回はWR(レシーバー)編!
オデル・ベッカムJr
Odell Beckham Jr.
生年月日 | 1992年11月5日 |
出身地 | ルイジアナ州バトン・ルージュ |
出身大学 | ルイジアナ州立大学 |
ドラフト順位 | 1巡目全体12位 |
所属チーム | クリーブランド・ブラウンズ |
受賞・記録 | オフェンス新人賞、プロボウル選出3回 |
片手1本で世界を魅了した風雲児
NFLの選手の中でトップクラスの知名度を誇るのがOBJ(オデル・ベッカムJr)です。その証拠に、インスタグラムのフォロワー数は1400万人とNFLではトップです。あのトム・ブレイディですら700万人なので、なんと倍もの差をつけています。
OBJを一躍有名にしたのが”ワンハンドキャッチ”。2014年のカウボーイズ戦で相手に倒されながらも、指三本だけでキャッチした伝説のプレーです。「ボールは両手でキャッチするもの」という常識を覆しました。もちろん他の部分でも彼は超一流の選手です。
2019年にジャイアンツからブラウンズへ電撃移籍したOBJですが、チームを勝利に導く活躍はできませんでした。そして意外にも個人タイトルは取ったことがないので、記憶だけでなく記録も残しておきたいところです。
Four years ago today, @obj made this ridiculous catch.
Still can't get enough of it. (via @NFL)pic.twitter.com/TUCTYOSVgF
— SportsCenter (@SportsCenter) November 23, 2018
マイケル・トーマス
Michael Thomas
生年月日 | 1993年3月3日 |
出身地 | カリフォルニア州ロサンゼルス |
出身大学 | オハイオ州立大学 |
ドラフト順位 | 2巡目全体47位 |
所属チーム | ニューオーリンズ・セインツ |
受賞・記録 | 歴代単一シーズン最多キャッチ数、年間オフェンスMVP、年間レシーブ獲得ヤード王2回、オールプロ選出2回、プロボウル選出3回 |
全ての能力が超一流の現No.1レシーバー
19シーズンだけで149回のパスキャッチというNFL記録を打ち出したトーマス。レシーブ獲得ヤードでもトップになり、年間オフェンスMVPを受賞しました。最も勢いのあるレシーバーです。
驚くべきなのはキャッチ成功率が異常に高いこと。成功率が70%もあれば優秀という部類に入る中、19シーズンのトーマスはなんと80%を超えています。相手を振り切る能力に高いキャッチング技術、球際の強さが揃わらなければここまでの数字は出ません。
入団から4年連続で高い成績を残し、3年連続でプレーオフにも進出しています。QBがブリーズでなくても結果を残せることは分かりましたが、最後に彼の花道を飾ってあげたいところです。
Who Dat ⚜️ pic.twitter.com/nOZ0yi0WL7
— Michael Thomas (@Cantguardmike) August 31, 2019
フリオ・ジョーンズ
Julio Jones
生年月日 | 1989年2月8日 |
出身地 | アラバマ州フォーリー |
出身大学 | アラバマ大学 |
ドラフト順位 | 1巡目全体6位 |
所属チーム | アトランタ・ファルコンズ |
受賞・記録 | 年間レシーブ獲得ヤード王、オールプロ選出2回、プロボウル選出7回 |
”際”に強いスターレシーバー
身長191㎝とWRの中では高身長ながら40ヤードを4.39で走る俊足も持っています。長い腕でボールをもぎ取る姿はNFLファンを魅了してきました。
彼の特徴は”際”に強いところ。球際では相手選手と競り負けないし、サイドライン際では確実に足をコートに残してきます。そして勝負際にも強い。勝敗を左右する場面でビッグプレーを出せる力を持っています。
歴代レシーブ獲得ヤードでは現在25位と高くないですが、1試合当たりの獲得ヤードは1位。このまま怪我なく現役を続けられれば、ジェリー・ライスの大記録を乗り越えられるはずです。
We know you want to give the best receiver in the league, Julio Jones, your #ProBowlVote.
RT to show Julio some love. pic.twitter.com/5JaQqhJNiN
— Atlanta Falcons (@AtlantaFalcons) December 9, 2017
ジュリアン・エデルマン
Julian Edelman
生年月日 | 1986年5月22日 |
出身地 | カリフォルニア州レッドウッド・シティ |
出身大学 | ケント州立大学 |
ドラフト順位 | 7巡目全体232位 |
所属チーム | ニューイングランド・ペイトリオッツ |
受賞・記録 | スーパーボウル優勝3回、スーパーボウルMVP |
遅咲きの努力の天才
エデルマンは他の選手たちとは違い、ドラフトは7巡目で最初の4年間はほぼ先発としては出場できていませんでした。しかしエデルマンは諦めずに努力を続けます。そしてチームのエースWRとしてスーパーボウルMVPを掴み取るのです。
大学時代のエデルマンはなんとQBでした。NFLに入ってからWRに転身したわけです。身長も178㎝と低く、ここまでの選手になるために想像を絶する練習を積んできたのでしょう。27歳の時にようやく結果が出始めます。
記録を見ると年間1,000ヤードを越えたのは3回だけ。他にも大きな受賞はありませんが、とにかく試合の流れを変えるプレーができる選手です。QBブレイディのメインターゲットとなって次々と逆転劇を演出してきました。新しいQBとどれだけの活躍ができるのか楽しみです。
ラリー・フィッツジェラルド
Larry Fitzgerald
生年月日 | 1983年8月31日 |
出身地 | ミネソタ州ミネアポリス |
出身大学 | ピッツバーグ大学 |
ドラフト順位 | 1巡目全体3位 |
所属チーム | アリゾナ・カーディナルス |
受賞・記録 | オールタイムチーム選出、年間最多タッチダウン2回、年間最多キャッチ2回、プロボウル選出11回 |
プレーも性格も丁寧なジェントルマン
今年で37歳、カーディナルス一筋17年目を迎える超ベテラン選手。気性が荒い選手が多いNFLの中、非常に紳士的な振る舞いで皆から愛されるスター選手です。
ボールを落としてしまう落球率が低く、丁寧な仕事をしてくれます。NFL入り後16年間で大きな怪我がなく、ほぼフル出場できているのも大きな強み。通算キャッチ数では歴代2位の成績を残しています。
毎年高い成績を残してきたフィッツジェラルドですが、年齢という壁が立ちはだかります。もしかしたら2020年が最後のシーズンとなるかもしれないので、悲願のスーパーボウル制覇を達成してほしいものです。