今年は主力級のWR選手たちの動きが活発な印象を受けます。
ひとりが大きな契約を結ぶと他の選手も動きやすくなるんでしょうかね。
移籍に関する説明はこちらの記事で☟
WR : タイリーク・ヒル
カンザスシティ・チーフス⇩マイアミ・ドルフィンズ
なかなか衝撃的な移籍ニュース!!
タイリーク・ヒルと言えばNFL界トップクラスのスピード。高校時代に100mを9.98秒というタイムを叩き出す正真正銘のスピードスター。さらに凄いのはそのスピードを活かしたままキャッチ力もトップクラスなので相手からしたら超厄介な選手なのです。
The Pat Mahomes-Tyreek Hill connection was pure entertainment 🍿🔥 @brgridiron
(via @NFL)pic.twitter.com/2KqVzSIUpd
— Bleacher Report (@BleacherReport) March 23, 2022
QBパトリック・マホームズとの相性も抜群で、フィールドを縦横無尽に駆け回るヒルにマホームズの超人的な肩と広い視野でホットラインを形成してきました。
しかしチーフスはトレードという形でヒルを手放します。理由は様々なことが考えられますが、長期的なチーム構築を考えた時にレシーバーの層を厚くしておきたいというのがあると思われます。
ヒルを失う代わりにドルフィンズから2022年ドラフトの1巡目、2巡目、4巡目に加え2023年ドラフトの4巡目、6巡目指名権を得られます。なので多くの指名権を使って王朝時代を作っていくのでしょう。
ドルフィンズのQBトゥア・タゴヴァイロアにとって心強いターゲットが増えました!昨季は新人ながら1,000ヤード越えしたジェイレン・ワドルがいますから、上手いことハマれば恐ろしいオフェンスが展開できます。
WR : ジュジュ・スミス・シュスター
ピッツバーグ・スティーラーズ⇩カンザスシティ・チーフス
タイリーク・ヒルが抜けた穴を早速ジュジュ・スミス・シュスターで埋めました。仕事が早い。
シュスターって数字で見ると驚くほどではないけど、勝負強いというか印象に残るプレーが多い感じがします。
Pittsburgh got their guy back. 😁@TeamJuJu | @steelers pic.twitter.com/QfawrElG5K
— NFL (@NFL) March 27, 2021
昨シーズンは怪我の影響で5試合しか出場できず、スティーラーズはやはり再契約を結びませんでした。チーフスとも1年契約なので、ここで結果が出せないと他のチームに移籍する可能性が大きいでしょう。逆に好成績ならチーフスと大型契約もあり得ます!
WR : デバンテ・アダムス
グリーンベイ・パッカーズ⇩ラスベガス・レイダース
この移籍もびっくり仰天。アーロン・ロジャースが残ってアダムスが出ていくとは。
アダムスは2014年にパッカーズに入団。最初の2年間はそうでもない成績だったけど年々成績を上げていき、2020年シーズンには年間リーグ最多タッチダウンを記録します。
パッカーズとしてはスーパーボウル制覇に向けてQBアーロン・ロジャースを残し、メインターゲットとなるアダムスとも契約を結びたかったと思われますが、複数年の大型契約を結ぶには支払える給料(サラリーキャップ)が限られていました。
そんな中レイダースは5年で約173億円の契約でアダムスを獲得。他にも興味を示していたチームはあったんでしょうが、最終的には幼少期からファンだったレイダースの一員になる夢を選びました。
これでAFC西地区はさらに混沌とするでしょう。
WR : アマリ・クーパー
ダラス・カウボーイズ⇩クリーブランド・ブラウンズ
カウボーイズは2018年シーズン途中にレイダースから1巡目指名権と引き換えにクーパーを獲得。その後は2年連続で1,000ヤード越えの成績を残していて、カウボーイズのオフェンスの支えとなっていました。
今回はブラウンズに5巡目+6巡目指名権でトレードに出したことを考えると少しバリューダウンした印象があります。カウボーイズとしては昨年獲得した新人WRシーディー・ラムを中心としたオフェンスを構想しているのでしょう。
一方のブラウンズは昨季途中にオデル・ベッカムJrを失い、今オフにはジャービス・ランドリーをリリースすると発表しています。頼れるレシーバーを渇望しているブラウンズにとって、安定した成績を残しているクーパー獲得は大きな収穫でしょう!
WR : アレン・ロビンソン
シカゴ・ベアーズ⇩ロサンゼルス・ラムズ
ラムズがまたもレシーバーの補強です。
スーパーボウルを制覇したラムズには昨季のNo.1レシーバーのクーパー・カップがいますが、他のレシーバーは怪我で来季が不透明なのでロビンソンを獲得しました。
ジャガーズとベアーズで4年ずつ過ごしたロビンソンは、先発QBがコロコロ変わる中で安定した成績を残してきました。優秀なポケットパサーであるQBマシュー・スタッフォードと組めるのはロビンソンにとっても大きな利益でしょう。
Sit back and enjoy @AllenRobinson's most insane catches of 2020.
You won't regret it. pic.twitter.com/xZp1a9bW6F
— NFL (@NFL) March 7, 2021
ラムズさん、貪欲です。
まとめ
今までで移籍が決まった主なWR選手の一覧です。
タイリーク・ヒル | チーフス ⇒ドルフィンズ |
ジュジュ・スミス・シュスター | スティーラーズ ⇒チーフス |
デバンテ・アダムス | パッカーズ ⇒レイダース |
アマリ・クーパー | カウボーイズ ⇒ブラウンズ |
アレン・ロビンソン | ベアーズ ⇒ラムズ |